練気・太極拳コース 概要
太極と繋がるための修練
太極拳の真髄を伝える「内功」を中心にした修練を行っています。
現代の太極拳は、世界中で普及していますが、多くの種類、目的があります。健康法として「型」のみを行うものや、競技用として「型」の美しさや正確性を競うもの、また、武術として実戦用法まで行うもの等、様々です。
TAOプレイスで行う太極拳は、自然の法則と調和することが大きな目的であり、太極(宇宙の本源=宇宙意識)と繋がるための修練ととらえています。
自分自身がそれまで身につけてきた習慣的な癖(思考活動や動作等)を取り除き、本来身体(小宇宙)が持っている合理的で自然な状態を取り戻すために行います。
それぞれのコースで、呼吸と気の修練(脱力とエネルギー活性)を中心にして、功を練っていきます。自然の(宇宙)リズムを自分の中で感じながら動くことで、心身が解放される方向「調身・調息・調心」を目指しています。
【簡化二十四式コース】
・簡化二十四式太極拳
24の動作すべてが、「円の動作」の連続で、とてもシンプルで動きやすく、「沾粘勁(てんねんけい)」といって気を粘らせながら途切れることなく動くのが特徴です。
1つの動作に3~4週かけて修練しています。身体に負担のかからないようにゆっくり取り組んでいますので、初心者の方はもちろん、高齢の方や身体を痛めている方にもお勧めのコースです。
【陳式コース】
・古伝陳式太極拳 五十六式(規定套路)
伝統陳式太極拳の特徴であるなめらかで柔らかい動きと、硬く力強い発勁の動きを巧みに組み合わせてつくられています。見取りによって正しい型を覚えることから始めます。自然の法則に適応した姿勢や動作の要訣(注意点)と“動功(動きを伴う功法)”の基本を学びます。
【陳式(上級)コース】
・古伝陳式太極拳 七十五/老架式(気功型)
老架式は、現存する太極拳の中で最も古い套路(型)で、全ての太極拳の型の原点であるといわれています。動作は螺旋状に円を描く纏絲勁(てんしけい)が特徴です。
重力と調和しながら、流体的に途切れなく動くことを覚えます。時々術理の解説と用法や技法のチェックを入れながら行い、最終目的として自分自身で動くことを手放し、太極(宇宙の本源)によって動くという、大自然とのつながりを体現することを目指します。
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現在、TAOプレイスで行われている太極拳は練気柔真法の創始者である島田明徳先生から学んだものです。
島田明徳先生の太極拳は、十代後半から三十代前半にかけて様々な師について学んだもので、特に最後に出会った陳驢春老師からは、陳式太極拳の真髄である内功を学び、その伝承を託されました。
修練内容
- 養体チェック:
- 身体の安定度チェック
- 養心チェック:
- 心の安定度チェック
- 基本修練(1):
- 導引体操・身体調整・スワイショウ・鞭手・足振り・腕の脱力チェック
- 基本修練(2):
- 3つの感覚・身体中心(三軸)の動作・要訣・腹背の緩み
- 気功法:
- 気感訓練・站粧功・太極気功法・太極推手・外丹功・鞭手気功・外気投射法・波動調整法等
期待できる効果
より深いリラクゼーションと、セルフ・コントロール力を高めることが可能になることから、その副産物として、武芸・スポーツの上達、コミュニケーションの円滑化、ストレス対策、教育の分野など、多方面に応用できるようになります。
- 心身のリラックス
心とからだの解放感、静寂感、やすらぎ感 - 不動心/不動体
プレッシャーへの対応力、集中力アップ - 合理的身体運動
自然中心力の養成、護身への応用 - 気(生命エネルギー)の活性化
- 健康増進
自然治癒力アップ、疲労回復、姿勢の矯正、足腰の強化、気による痛みの軽減 - 内的知覚力の養成
担当指導士
ご案内
- 簡化二十四式コース: 火曜 9:00~11:00
- 陳式(上級)コース: 土曜 16:00~18:00
型を覚えてからが本当の稽古の始まりだと教わった通り、やればやるほどにその深さに魅せられています。(男性/会社員)
太極拳の動作の基本や流れ、型の成り立ちなどを、様々な角度から詳しく説明してもらえます。難しい型も分解しながら何度も繰り返すうちに、いつの間にか身についていました。(女性/整体師)